フォルツエアーがカラーリングにこだわっている5つのこと。

私たちが何にこだわり、あなたにカラー施術をするのか?

1、ダメージ軽減に対してのこだわり
2、色持ちに対してのこだわり
3、頭皮への刺激に対してのこだわり
4、デザインに対してのこだわり
5、色味に対してのこだわり

1.カラーリングにおけるダメージ軽減に対してのこだわり

髪が健康状態でのペーハー値(アルカリ性⇔酸性の度合いを測る値)
は基本的に弱酸性を示しております。

簡単に言うと、髪は普通の状態で弱酸性です。
これは、皮膚も同じですね。

ヘアカラー(パーマについても同じ)は弱酸性である髪のペーハ―を
薬剤の中に含まれるアルカリ剤によって、アルカリ性にコントロールして、髪を染めたり、明るくしたりします。したがって、カラーリング剤にはアルカリ剤というものを入れざるをえません。実はそのアルカリ剤がダメージのもととなっているのです。

しかし、カラーデザインにおいて、求める色、明るさによってアルカリ剤の量を調合コントロールすることによりダメージを最小限にすることが出来ます。


画像参照:デミコスメティックス

上の図の「浸透」と「ブリーチ」にアルカリの量は関係してきます。
なので、このアルカリの量を多くすれば、キューティクルを広げる力は強く、同時にキューティクルを痛めます。そしてブリーチはメラニンを壊すことになるので、必然的に髪の内部の栄養(間充物質)が髪の外部に出ていき、ダメージにつながります。
私たちは、特に、「酸化染料」と「アルカリ剤」の調合量の比率や、パワーをコントロールすることができます。
毛髪環境に最適なコントロールが可能なため、キューティクルの損傷を最小限に抑えます。

フォルツエアーは、お客様の髪のダメージを最小限に抑える技術と知識を持っています。

2.カラーリングにおける色持ちに対してのこだわり

アルカリコントロールがキューティクルの損傷を最小限に抑えるということを前項で記述しましたが、内部に反応させた色素(酸化染料が髪の内部で染着したもの)も、キューティクルの損傷が激しいとすぐに外部に流出してしまいます。(色が抜けていきます。)

なので、ここでもカラーリング剤のアルカリコントロールによって褪色を抑制することができます
更に、ヘアカラー後にカラー剤が毛髪内部に残らないように除去剤を用い、完全に除去することにより、カラーリングの色持ちを長持ちさせる処理を徹底しております。


参照:ビーチェ

カラーの色素は、シャンプーするたびに少しずつ損傷したキューティクルの隙間から抜けていきます。
そしてどんどん黄色い色が出てきます(髪に残っているメラニン色素の色味)。
シャンプーの洗浄力によっても、カラーの色持ちは変化します。
だからと言って、優しく丁寧に洗えば、どんなシャンプーでもいいわけではありません。
シャンプー剤そのものの素材で、洗浄力は変わります
(ヒント、食器洗い用洗剤で、顔を洗うとどうなります?・・・・)
※ここに対しては、ヘアケアのページでも詳しくご紹介します。

あとは、紫外線の影響によって、髪の色は落ちていきます。
よく日焼けによって、髪が焼けて茶色くなることがあります。
あれは髪の中のメラニン色素(カラーリングされている場合は染料)が紫外線によって分解され、外に出てしまっている状態なのです。
といっても、日に当たらないで生活をするのは至難の業ですよね(汗)
なので、uv効果のあるヘアクリームやスプレーをお勧めしています。

まとめ

髪色を長持ちさせるコツは
1、アミノ酸(タンパク質)シャンプーを使用する。・・・ホームケア
2、外部補修(キューティクルのケア)・・・サロントリートメント
3、紫外線から髪を守る・・・ホームケア

3.カラーリングにおける刺激に対してのこだわり

カラー剤に含まれるアルカリ剤を最小限に抑えることで、アルカリ臭(特有なアンモニア臭)と頭皮への刺激を最大限にカットします。

敏感肌の方にはプロテクト剤(保護クリーム、保護スプレー)を使用することで頭皮への刺激を大幅にカットできます。

さらに、抗炎症作用のあるコンフリーを使用したカラーリング剤の2剤で処方することにより、頭皮への刺激を感じさせない工夫をしております。

4.カラーリングデザインに対してのこだわり

私たちは、ヘアデザインを通して、あなたのハッピーを生み出します。

髪をダメージさせないことは大前提ですが、あなたがもっと輝くためにヘアカラーがあります。

フォルツエアーのカラーリングは、ただ一色に髪を染めるだけではありません。

★根本の色と毛先の色との差を自然なグラデーションにする。
髪は色の差があったほうがより自然に見えます。
毛先から根本まできっちりおなじライトブラウンだとしたら、次に根元から黒い毛が生えてきたときに
きれいに見えません。
だから、毛先よりも少しだけ暗くあるようにデザインします。
そうすることで、いつも美しいヘアカラーを維持することができます。

もし、美容室で使っているカラー剤と同じ物であったとしても
あまり染めたことがない人が使ったら
どういう仕上がりになるでしょうか??


真ん中のあたりが少し明るくなっているのがわかりますか??

根本は、体温があるので、少し明るくなりやすい場所です。
ですから、同じ色を普通に塗ってしまうと、こんな風に「段々カラー」になってしまいます。
なので、少しだけ、暗いほうがいいのです♪

★明度の差を差をつけて、より自然にあなたらしくデザイン

このスタイルは、ユアンの店長がデザインしたものですが
よく見ると、部分的に明るい髪が混ざっているのがわかりますか??
このようなデザインを施すことにより、髪の動きをより感じさせることができます。

髪の動きを演出するのは、カットやパーマだけでは無いのです。

5.カラーリングにおける色味に対してのこだわり

あなたがご来店の時、髪色は様々な色になっていると思います。
そのお客様の事前の髪色を絵画のキャンパスとしてとらえた場合、同じ「赤」という色を髪に処方しても、仕上がりは千差万別になってしまいます。

あなたの現状の髪色やあなたの希望色とを総合的に考え色相(色の種類)明度(明るさ=アルカリコントロール)彩度(色の濃さ、薄さ)を調合によりコントロールしております。時には補色※1を含まない処方により鮮やかな仕上がりを求め、時にはアンダーカラーごとの適正補色剤を的確に使用しています。

たとえば黄色を感じさせなくするためには、補色の紫を使うことにより、黄色を感じさせないヘアカラーを作り出すことが出来ます。しかし、補色を多用すると色の鮮やか度(彩度)が損なわれる場合が多いので、鮮やかさを求める場合には使わない場合が多いのです。

※1その対象となる色を打ち消す色のことを補色といいます。

多少難しい話になりましたが(汗)

あなたのメラニン色素も、同じように黒色に見えたとしても
赤みのある褐色だったり、黄身のある褐色だったりします。
それはブリーチするとよくわかりますが、その上に希望色を合わせて処理します。
その時に全く同じ色を使った場合、違う仕上がりになるのです。

また、太陽の光でカラーを見るのか?
室内の光でカラーを見るのか?
光量が違うので明るさが違って見えます。

そして、
蛍光灯の下でカラーを見るのか?
白熱灯の下でカラーを見るのか?
光源の色の種類でも、ヘアカラーは違って見えます。

私たちは、お客様いつもどんな環境で仕事や生活を送っているのか?
考えたうえで、色味を決定しています。