ヘアカラーが楽しくなる季節がやってきましたね!
青森県の八甲田も色づき、
黄色と赤のグラデーションで秋の青森を彩っております。

さて、
最近よくお客様から聞かれる事なのですが、
「色持ちの良さ」についてまとめてみたいと思います。

色持ちの良さというのは逆にいうと
「褪色(色があせていく事)」の悪さのことですが、
色々要素があります。

褪色の原因は・・・・

「紫外線による毛髪内部の色素の分解」
「化学合成洗剤(高級アルコール系界面活性剤)による色素の分解」
「ダメージレベルが高くなることで、ダメージホールからの色素流出」
「自然乾燥などで、濡れている状態の維持による色素流出」
「染着深度が浅く(内側まで浸透しきっていない)流出が早い」

大体こんなところでしょうか?
この原因をひとつづつ解決することで、色持ちは飛躍的に改善します

※色が全く落ちなくなるということはありません



「紫外線による毛髪内部の色素の分解」

日光に当り続けていると、髪が焼ける・・
という表現で、髪が茶色く明るくなることを表現しますが、
焼けているのではなくて、
紫外線により毛髪内部のメラニン色素や
重合色素(カラーで染まった色素)
が細かく分解されて、
小さくなり、シャンプーなどのアクションで
簡単に流れてしまうのです。

さらに、濡れたまま(弱酸性の髪が中性域になり
、キューティクが開いてしまっている状態)でいると
より毛髪内部のカラーが流出しやすくなります。

なので、海水浴はそのどっちも揃っている条件なので、
髪の色が抜けやすく、
ゴワツキ(海水に含まれているミネラル(カルシウム)が原因)やすく、
ゴワツキが原因でさらに髪を損傷させやすくなります。

<解決方法>

1、uv効果のあるスタイリング剤や
スタイリングベース剤(下地)を使用してuvから髪をまもる

2、濡れたままの髪で外出しない。
(濡れたままの髪(特に毛先)に紫外線を当てないようにする)



「化学合成洗剤(高級アルコール系のシャンプー)による色素の分解」

化学合成洗剤とは、ミネラルオイル(石油)を主原料に作られた洗剤で、
中性洗剤(食器洗い用)や市販で売られている98%の商品が
ほぼ高級アルコール系界面活性剤を使用したものです。

洗浄力が高いことが特徴なので、
スッキリ感やさっぱり感はあるのですが、
きしみを伴い、髪の内部から油分を分解して取り去ってしまいます。
すると、髪の内部の細胞の周りにある
「細胞間脂質(セラミドなど)」が分解され
染料や色素が存在する、毛髪細胞があらわとなり、
毛髪外に出て行きやすいのです。

なので、私たちはアミノ酸系シャンプーで、
洗いながらダメージケアをしてくれる
「コタ アイケアシリーズ」
をお勧めしております。
※アイケアシリーズはフォルつエアーが自信をもってお勧めする
シャンプー&トリートメントです。

これを使用することにより、汚れだけを洗い流し、
細胞間脂質は傷つけられず、カラーも流出しづらくなります。

<解決方法>

1、シャンプーを(アミノ酸系活性剤)アイケアに変える

2、カラートリートメントを使用し、シャンプー後に色味を補給する


「ダメージが進み、ダメージホールからの色素流出」

髪のダメージは2種類あります。
一つは、ブラッシングやカット、
引っ張るなどの物理的ダメージ

2つ目はパーマやカラーなどの化学的ダメージです。

髪は表面のキューティクルが髪全体を守っていますが、
ダメージが進むと、
キューティクルとキューティクルの間に穴が開いたり
キューティクルが剥がれて、
内部物質(コルテックス)があわらになり、
内部物質の流出が起こります。

内部物質が外に出て、
内側にできる空洞をダメージホールといいます
ダメージホールができるということは、
内部物質の中に含まれる、メラニン色素や、
酸化染料(カラーリングの色素)
が外に出ていることになるので、
その部分は色が薄くなり、光を通すようになり、
褪せた感じになってしまいます。

このコルテックス内に、色素は染着し髪色を維持するのですが、
ハイダメージであればあるほど、ダメージホールは大きくなり、
髪の内部にヘアカラーの色素が留まりにくくなります。


<解決方法>

1、良質なトリートメントを施す。(低分子トリートメント)

2、ダメージさせない化学処理を施す
(フォルツだったら、ケアデザインパーマ、ケアデザインカラー以上のメニュー)

3、色持ちを良くするために、ヘアマニキュアも併用する。


※ワンポイント
ヘアマニキュアは、「酸性カラー」とも言われており
弱酸性の髪に相性抜群のカラー材です。
しかし、毛髪内部に浸透することなく、
キューティクルに強力に染着するため、
色持ちを表現することができます。

がしかし、表面に先着するので、シャンプーするたびに
多少色落ちはしますが、
通常のカラーリングよりは、色が長持ちします。



「自然乾燥などで濡れている状態が続き、色素流出」

髪が濡れている状態というのは、
キューティクルが開いている状態です。(膨潤して)
そのような状況の中で長時間放置していると
もちろん内部物質が流出するし
同時にカラー染料なども流出します。

一番自然乾燥で良くないのは、
キューティクルの損傷が
起きてしまうということです。

髪が濡れている状態のまま、
ドライヤーも使わず乾かしてしまうと、
キューティクルがいびつに閉じて、
髪全体の手触りがゴワついてきます。
ゴワついた状態で、クシをといたりすると
キューティクルが剥がれ落ち、
カラーの持ちが悪くなります。

<解決方法>

1、シャンプー後できるだけ早いタイミングでドライヤーで乾かしましょう。



「染着深度が浅く(内側細部まで浸透していない)流出が早い」

毛髪にカラー染料(酸化染料・染着色素)が
浸透していくために、
カラー材には「アルカリ剤」というものがあります。
髪を膨潤させて、キューティクルを広げて、
染料を内部に入れるために入っています。

また、ヘアカラーは同時に
「ブリーチ(髪を赤くするためにメラニン色素を分解し明るくする)」
も行いながら染毛します。

なので、ブリーチ力が高いカラーの調合だったり、
髪を膨潤させすぎる調合だったりすると、
髪の内部に止まる染料の数が少なく、
淡い色味で仕上がることがあります。

また濃い色味で仕上げてしまうと、
持ちはいいのですが、
そもそも希望の髪色ではないので、
テンションが上がりませんよね(汗)

しっかり毛髪内部の奥の方まで浸透させるためには、
低分子の染料をできるだけ早く
毛髪の中心部まで届ける浸透力が必要なのです。

※これは、美容師の力量なのであ
なたが解決する問題ではないです(汗)

もちろん使う薬剤の質によっても、結構違います。
色持ちの良さを考慮して私たちは
コタ「モカレド」を中心に施術をして
ダメージレス&色持ちにこだわっています。


ダメージ対策としては、ロレアル「イノア』オイルカラー
を使用することで、ノンダメージを実現できます。

さらに色味の彩度を上げるために
ビューティエクスペリエンスの「ティントバー」を採用して
多くの色味の要望に応えられます。

選びぬかれたカラー材ラインナップで
フォルツエアーはあなたの髪色を
いつまでも綺麗に彩ります!!


<解決方法>

ここに関しての解決方法は美容師の力量次第なので
美容師選びが重要ですね(汗)


色落ち後のケア

「色が落ちた」と思われる状況でも、
カラーの染料は毛髪内部に残っています。
色落ちを楽しむのも一つの楽しみ方です!!
なので、色落ちも楽しめるようなカラーリングを是非してみましょう♪

ブリーチをしてからのダブルカラーの場合、
すぐに色味が取れた感じになりやすいです。
なので、カラートリートメントなどを
普段使っているトリートメントと併用して
使用するのもお勧めです。

また、彩度の高いカラーリングの場合
色が落ちた!と感じることが多いので
彩度の高いカラーリングを希望の方は
色がすぐに焦ることを念頭に入れて
カラーリングを楽しんでください。

上の写真は彩度が低いピンク系カラーです

次の写真は彩度の高いピンク系カラーです。

彩度が高いカラーの場合、
事前にブリーチをしている場合が多いので、
色抜けの感覚が早く感じ、
ペール(淡い感じ)に変化して行きますが、

彩度の低い方は、
ブリーチをしていないケースが多いので、
色抜けして明るくなったー!!と感じるのは
1ヶ月過ぎあたりから感じるようになると思います。

彩度を保ちたい場合は、前述したように
カラートリートメントを使用するのが一番です。

また、シャンプーなどの選び方でも、
色落ちしづらい髪を育むことができます。

フォルツエアー「ヘアカラー」へのこだわりをご紹介